毎朝2時に起きる男の雑記

仕事の関係で毎朝2時起き、就寝は夕方6時くらい。趣味は読書、海外ひとり旅、駅伝観戦。

大迫傑選手 〜日本マラソン界のエース〜

こんにちは。

 

大迫傑(おおさこすぐる)選手をご存知でしょうか?

 

陸上の長距離選手で、現在3種目(3000m、5000m、フルマラソン)で日本記録を保持しています。

 

 

この人、とにかくすごい人なんです!

 

何がすごいかというと、「周囲の価値観に囚われない姿勢」。

 

これは陸上選手以外でも、一人の人間として見習うべきことがたくさんあります。

 

日本の男子長距離選手は、大学時代に箱根駅伝を目指すのが一般的な流れでした。

そのため、多くの選手が箱根で活躍することを目標として関東の大学へ進学します。

 

大迫選手も箱根の常連校・早稲田大学に進学しました。

しかし、

 

「駅伝には興味がない」。

 

大学1年時からこう言っており、とても印象的だったのを覚えています。

 

この頃からすでに世界を見据えていたことが伺えます。

 

さらに、大学卒業時も、トップランナーの多くが

 

「箱根は通過点。これから目指すのは世界だ。」

 

と言っているのに対して、大迫選手は

 

「僕にとっては、箱根は通過点でもなかった。出なくて良いのであれば出たくなかった」

 

といったニュアンスの言葉を残していました。

 

この言葉に対して批判も飛び交いましたが、私はとても魅力的に感じました。

 

箱根駅伝は、1区間が約20kmです。つまり、箱根を目指す=20kmを早く走れるような練習をする、ということになります。しかし、世界大会では20km前後の種目はなく、5000mや10000m、フルマラソン(42.195km)で戦うことになります。

5000mの練習と、20kmを早く走るための練習、40kmを早く走るための練習は全く違うんですよね。

 

そう考えると、「箱根は通過点ですらない」という大迫選手の言葉が真実を語っているように思います。

 

そして、周囲の意見に囚われず、自らの価値観を大切にしているからこそ発せられた言葉ではないかと感じています。

 

 

 

大学卒業後、一時は日清食品に籍をおいていましたが、1年後に辞めて完全にアメリカのプロチームで活動することになりました。

 

アメリカに行った理由として、

 

「別に海外志向というわけではなくて、自分が強くなるための環境を求めた結果、アメリカに来ただけ。その環境が日本にあれば日本でもよかった」。

 

と語っています。

 

その後も、2018年4月の初マラソン(ボストン・マラソン)の際も、

「マラソンは30kmの壁があると言われているが、実際に走ってみるとそんな壁は感じなかった」

 

などと言っていました。

 

 

日本のサラリーマンたちも、「いい大学に入って、いい企業に入ることが良いこと」とされる偏った価値観に疑問を持った方が良いかもしれません。

 

 

人として魅力たっぷりの大迫選手の今後に期待します!