毎朝2時に起きる男の雑記

仕事の関係で毎朝2時起き、就寝は夕方6時くらい。趣味は読書、海外ひとり旅、駅伝観戦。

「金持ち父さん 貧乏父さん」に学ぶ 金持ちはお金のためには働かない。

こんにちは。

 

「金持ち父さん 貧乏父さん」という本をご存知でしょうか?

 

高学歴で大手企業に入ることが良いとされる日本人にとっては、その価値観が180℃変わる本です。

 

1ページ当たりの文字数が多く、読書慣れしていない人には読むのにかなり時間がかかるかもしれません。

 

しかし、この本の著者、ロバート・キヨサキさんの実体験をもとに、物語形式で書かれており非常に分かりやすいです。

 

この本の著者、ロバート・キヨサキさんは、幼少期の頃2人の父親に育てられました。高度な教育を受け、大学で博士号を取得した知的な父と、高校すら卒業していない父。

 

しかし、知的な父は死ぬまでお金に苦労した。高校すら卒業していない父は、その後ハワイで最も裕福な内の1人になりました。

 

この2人の父に差をつけた要因は、お金に対する考え方の違いによります。

 

 

        金持ち父さん           貧乏父さん
高校すら卒業していない 大学を2年で卒業、その後博士号を取得
「金がないことこそが悪の根源だ」 「金への執着は悪の根源だ」
「どうやったらそれを買うお金を作り出せるだろう?」 「それを買うお金はない」
「税金は生産するものを罰し、生産しない者に褒美を やるためのものだ」 「金持ちは困っている人にもっと税金を払うべきだ」
お金やビジネスの話を食卓でやるのを大いに奨励 食事中にお金の話をしてはいけないという
リスクを取ることを選ぶ お金に対しては安全第一
「この家は負債だ」 「この家は私たちにとって最大の投資であり、資産だ」
経済的に100%「自分に依存する」 政府や会社が自分たちの面倒を見てくれると信じて 疑わない。
どんどん投資を増やしていく お金を貯めるのにあくせくする
自分で仕事を生み出すためのビジネスプランを教える。 良い会社に入るための履歴書の書き方を教える
「お金は力だ」 「大切なのはお金じゃない」
お金がどのように動くかを理解し、お金を自分のために 働かせる方法を学ぶよう勧める 良い大学に入り、良い会社に入れるよう勉強することを 勧める

 

見て分かるように、考え方も何もかも正反対の2人の父。

 

ロバート・キヨサキは、9歳の頃にこの2人の父から正反対のことを言われ困惑したと言います。

 

そして、

「なんでこの2人が言っていることはこうも違うんだろう・・・」

「どっちの言い分が正しいのだろう・・・」

 

と深く考えました。

どっちが正解かは別として、幼い頃に正反対の2人の父から教わったことで、自分で何が正しいか考え決断する力が身についたというキヨサキ少年。

 

そして、大半の子供は貧乏父さんの言うことに従うと思いますが、キヨサキ少年はここで金持ち父さんのいうことを聞きます。

 

多数派に流されずに、行動できたキヨサキ少年はさすがですね。

 

なぜ、高度な教育を受けた父が貧乏になったかというと、学校はお金について教えないから。

 この本はアメリカが舞台ですが、日本でもこの部分は共通していますよね。

学校は、お金の教育なんて一切やりません。

そして、良い大学に入り、大手企業に就職することで安定した給料と手厚い福利厚生を受けることができ、裕福に暮らすことができるという考え方も、古来の日本と全く同じ。

 

そんな考えの定着したキヨサキの父が、のちに貧乏になったということは。。。

 

我々日本人も、親世代の真似をしていてはいけなということはないでしょうか。

 

皆さんも、親や先生から一度は言われたことがあるはず。

 

「しっかり勉強して、いい大学に入りなさい。そうすればいい会社に入れて、安定した生活が待っているから。」

 

私もそういわれました。そして国立大学に進学し、東証一部の上場企業に就職しました。

 

しかし、将来安定という言葉は全くピンときません。

 

国の社会保障制度がいずれパンクする可能性の高い現代。

大企業に勤めたところで全く安定ではありません。むしろ、私もお金の勉強をしないまま大人になった人間なので、強い危機感を感じています。

 

私は現在25歳。この本に20代半ばで出会えただけまだ良かったと思って、これからも勉強を続け、ブログでアウトプットしていきたいと思います。