大迫傑選手の日本記録がどれだけ凄いかまとめてみた。
こんにちは。
日本陸上・長距離界のエース、大迫傑選手。
現在はアメリカのプロチーム、ナイキ・オレゴン・プロジェクトに所属しており、3種目(3000m、5000m、10000m)で日本記録を持っています。
その記録がこちらです。
3000m:7分40秒09(2014年)
5000m:13分08秒40(2015年)
マラソン:2時間05分50秒(2018年)
3キロも5キロもマラソンも、陸上をやったことある人以外にはどれも馴染みのない距離ですよね。
なので、3キロ7分台、マラソン2時間5分台、と言われてもどのくらい凄いのか分かりにくいと思います。
しかし、子供の頃に学校で50m走や、持久走で1500mを走ったことのある人は多いはず。
そこで、これらの記録が50mや1500mではどのくらいのペースなのか?を計算していきます。
⚪️3000m:7分40秒09
これを50m換算 ⇨ 7.67秒
1500m換算 ⇨ 3分50秒04
⚪️5000m:13分08秒40
これを50m換算 ⇨ 7.89秒
1500m換算 ⇨ 3分56秒40
⚪️マラソン:2時間05分50秒
これを50m換算 ⇨ 8.95秒
1500m換算 ⇨ 4分28秒39
いかがでしょうか。
50m7秒台後半というと、中学生男子の平均タイムくらいでしょうか。
そのペースで3キロや、5キロを走っているんです。
5000mは50mの100倍ですので、中学生100人が50mずつリレーして走って、やっと大迫選手と闘えるレベルだということになります。とんでもないですねw
学校の体力テストでは、1500mを5分切れれば満点をもらえたはずです。
私が高校生の頃(8年前になりますが)はそうでした。
しかし大迫選手は、これよりも遥かに速いペースで3km、5km、さらには42kmも走っているんですね。
ちなみに1500mで3分台を出せれば、高校生のインターハイにも十分出場可能なレベルです。まして3分50秒なんて決勝にも残れるレベルになります。
大迫選手はインターハイ決勝進出レベルのペースで1500mを2本連続で走っている計算になります。
恥ずかしながら、私も高校・大学で計7年間陸上をやっていましたが、1500mの最高は4分14秒でしたので、3分台がいかに凄まじい記録かが分かります。
しかし、この記録でも世界とはまだまだ距離がある、と言われています。
そう考えると世界レベルってどうなってんだ、って感じですねww
しかし、大迫選手自身も「まだまだ記録は伸びる」と言っていますし、これから記録をどこまで伸ばすか注目です。
大迫選手は現在マラソンに注力しているみたいですが、10000mやハーフマラソンでも今後、日本記録保持者となる可能性は否定できません。
10000mの現在の日本記録は、村山紘太選手(旭化成)の27分29秒69、ハーフマラソンの日本記録は設楽悠太選手(ホンダ)の1時間00分17秒、となっています。
これらの記録も、50mでは8秒台、1500mでは4分台前半、というとんでもないペースで走っていることになりますw
ちなみに村山選手は大迫選手の1学年下、設楽選手は同学年の選手です。
同世代の選手同士で陸上界を盛り上げ、記録をどんどん伸ばしていくことに期待します!!