毎朝2時に起きる男の雑記

仕事の関係で毎朝2時起き、就寝は夕方6時くらい。趣味は読書、海外ひとり旅、駅伝観戦。

熊本が誇る天才ランナー・久保田和真。現在は?

久保田和真選手といえば、青山学院大学箱根駅伝初優勝メンバーであり、イケメンランナーとしても注目を集めましたね。しかしその後、週刊誌にスキャンダルが出たことも重なり、あまり表舞台に姿を現しません。

熊本出身のスター的な存在で非常に綺麗なフォームで走る姿から、私は大好きな選手です。

 

 

久保田和真選手の経歴を見ていきます。

 

 

中学時代

熊本県の菊陽中学校に在籍していました。3000mの自己記録は8分57秒。熊本県内では名の知れたトップランナーでしたが、全国的にはまだまだ無名の選手でした。

 

高校時代

熊本の強豪校・九州学院高校に入学します。

入学してわずか2ヶ月後の5月末に、5000mで14分台を記録しました。

(というかこの前まで3000mギリギリ8分台の人が5000m14分台っておかしいですよね?笑 というのも中学時代の3000m自己ベストは真夏の大会で出したタイムなので、本当はそれ以上の実力が元々あったのだと思います。)

 その後、高校1年時の国体少年B3000mで3位入賞(8分23秒)。全国高校駅伝では7区区間賞。一気に全国クラスの選手として知名度を上げました。5000mの記録は14分40秒まで伸ばします。

 

高校2年時はインターハイ5000mに出場するも予選落ち。しかし、5000mで当時の熊本県高校記録を樹立(14分04秒)、全国高校駅伝ではエース区間の1区で4位と、2年生にして全国トップクラスの実績を残します。

 

高校3年時はさらに凄かったですね。前年惨敗だったインターハイ5000mでは6位入賞(日本人3位)を果たすと、国体少年A5000mで2位。さらに、熊本県の日本人高校生として始めて13分台をマーク。自身の県高校記録を更新しました(13分59秒)。圧巻だったのが駅伝。全国高校駅伝では、エース区間の1区で中盤から1人飛び出し、2位に20秒以上の差をつける区間賞。これまで何年も高校駅伝を見てきましたが、1区で1人ぶっちぎりの区間賞はこの1回しか見たことがありません。

そして、都道府県対抗駅伝では、5区で12人抜きのぶっちぎり区間賞。8.5キロで区間2位とのタイム差30秒もつける圧巻の走りでした。熊本出身の私としてはこの時の走りが最も強烈で、興奮したのを覚えています。

 

 

大学時代

抜群の実績を引っさげて、青山学院大学に入学。久保田選手をはじめ、小椋裕介選手や神野大地選手といった、実力ある選手が青学に多数入学したことで話題になりました。

1年時はトラックシーズンに怪我で出遅れますが、9月の日本インカレ5000mで、1年生ながら日本人トップの4位。その後、出雲駅伝3区区間賞(チームの初優勝に大きく貢献)、箱根駅伝3区4位と上々のデビューを果たします。

大学2年時、トラックで関東インカレの1500m・5000mの2種目で入賞。しかし、その後故障により大学3大駅伝全てを欠場しました。長引く怪我に一時は陸上をやめようかと思ったこともあったみたいですが、大学2年時の箱根駅伝後、右足の手術を決意。

大学3年時、6月のトラックレースで復帰すると、全日本大学駅伝で駅伝復帰を果たします(2区3位)。復帰戦にして他校のエース達と互角に渡り合う、そのポテンシャルの高さに驚きました。箱根駅伝では1区を任され、区間2位。当時、1区のスペシャリストとして驚異的な強さを誇っていた駒澤大学の中村匠吾選手に喰らい付き、わずか1秒しか離されない素晴らしい走りでした。その後、チームメイトの神野大地選手の活躍などもあり、チームは箱根駅伝初優勝を果たします。

大学4年時、前半シーズンは小さな怪我と教育実習もあり、関東インカレを欠場しましたが、4月に5000mで13分49秒の自己ベストをマークしています。このレース、とても楽しそうに走っているのが印象的でした。

そして圧巻の駅伝シーズンでした。

出雲駅伝では3区区間賞。1年時に続き、チーム優勝の立役者となりました。

全日本大学駅伝では4区区間賞。しかしチームは敗れ、本人もあまり納得はいってない様子。

雪辱を期したい箱根駅伝では、1区区間賞。そして青山学院は1区から1度も首位を渡さない完全優勝を果たしました。また、久保田選手はこの年、個人3冠(3回の駅伝全てで区間賞)も果たし、箱根駅伝のMVPにも輝きました。

原晋監督は、久保田選手のことを「天才ランナーだ」とテレビで言っていたのを今でも覚えています。

 

社会人

これだけの活躍を見せた久保田選手ですが、、社会人になった直後にスキャンダルが出たことで話題になりましたね。どこまで真実なのかはわかりませんが、2018年には無罪が確定したので復帰するか?と思いきや、レースでもパッとした結果が出せず。。

でもまだ26歳ですし、もう一度、あの鮮やかなフォームで走っている姿をテレビで見たい。。

熊本の陸上ファンとしては、また都道府県対抗駅伝でブッチぎって走っている姿を見たいなー、と思いながら、復帰するのを静かに待っていようと思います。

 

いずれにせよ、久保田和真選手は私が陸上にのめり込むきっかけとなった選手の1人ですので、これからも応援し続けます!