毎朝2時に起きる男の雑記

仕事の関係で毎朝2時起き、就寝は夕方6時くらい。趣味は読書、海外ひとり旅、駅伝観戦。

MGC優勝・中村匠吾選手は東京オリンピックで非常に面白い存在になる。

中村匠吾選手。MGC(マラソングランドチャンピョンシップ)で優勝し、東京オリンピックのマラソン日本代表に内定しました。

 

戦前は、Big4と言われた

 

大迫傑日本記録保持者)

設楽悠太(前日本記録保持者)

井上大仁アジア大会、日本人32年ぶりの金メダリスト)

服部勇馬(福岡国際マラソン、日本人14年ぶりの優勝)

 

が中心となって、優勝争いが繰り広げられるのではと予想されていました。

 

 

そのBig4を抑えての優勝です。

 

中村選手とはどんな人なのか。

 

 

 

 

テレビでは『無名の選手が優勝!』と報道されていました。しかし陸上、特に駅伝好きの方には名の知れた選手。

 

私は中村選手が高校生の時から知っています。三重県の上野工業(現・伊賀白鵬高校)時代には、高校3年時のインターハイ5000mで3位、国体少年A 5000mでは4位という成績を残しています。高校時代の5000m自己ベストは13分50秒38という驚異的なタイムを持っていました。ちなみに高校時代の5000m自己ベストで比較すると、Big4の全員を中村選手が上回っています。

以上のように高校生の中でも全国トップクラスの実績を誇っていました。

 

学駅伝では駒澤大学のエース兼1区のスペシャリストとして活躍しました。

 

彼が大学3年時の出雲駅伝。1区を任されると、残り約3キロ地点から一気にスパート。一時は追いつかれるも、もう一段階ギアを上げ、2段階のスパートで見事区間賞を獲得しました。

 

続く全日本大学駅伝でも同じような2段階スパートで区間賞。同じ区間に、現在ビッグ4の1人である設楽悠太選手も出場していました。その設楽選手を抑えての区間賞です。

 

中村選手の活躍もあって、この年の駒澤大学は出雲・全日本の2冠を達成します。

 

 

その時に身につけた勝負勘が活かされたのでしょうか。今回のMGCでも同じように、ラスト3キロからの2段階スパートでビッグ4の大迫、服部両選手を置き去りにして、優勝を決定づけました。今回の走りを見ていて、大学時代の中村選手を思い出した駅伝ファンは多いのではないかと思います。

 

 

中村選手は、大学時代から、スピードとスタミナを兼ね備えた、魅力ある非常に面白い存在でした。いつかマラソンで活躍するだろう、と感じていました。。

そしてついに、花開きましたね。

 

 

また、中村選手は暑さに強いとテレビでもよく言われています。MGC本番も、中村陣営は当日暑くなることを願っていたそうです。暑くなればなるほど有利に働くと考えていたみたいですね。

真夏のオリンピックでは大きなアドバンテージですよね。

『寒いの苦手なんです、、』とテレビで言ってましたが、私にはそんな印象は今までありませんでした。なぜなら、大学4年時の箱根で区間賞を取るなど、冬のレースでも結果を残しているからです。

 

MGC本番も、中村選手やスタッフは、当日暑くなることを願っていたそうです。

東京オリンピックでも活躍が期待されます!