毎朝2時に起きる男の雑記

仕事の関係で毎朝2時起き、就寝は夕方6時くらい。趣味は読書、海外ひとり旅、駅伝観戦。

設楽悠太選手について語る。枠にハマらない、新時代の象徴ともいえるマラソン選手。

こんにちは。

 

設楽悠太選手をご存知でしょうか。

 

2018年2月、東京マラソンで男子マラソン日本記録を16年ぶりに更新(2時間6分11秒)、報奨金として1億円を手にしたことでも有名になりました。

その後、日本記録は同世代の大迫傑選手 に塗り替えられましたが(2時間5分50秒)、まだまだ日本記録を取り返せる力を秘めている選手です。

 

 

先日のMGC(マラソングランドチャンピョンシップ)では、Big4の1人として注目を集めました。当日のレースでは序盤、1人飛び出してレースを面白くしてくれました。それにしても、この大会は東京オリンピックの代表が決まる選考レース。その中で序盤からハイペースで走る設楽選手の度胸は計り知れません。

 

 

そんな設楽選手についてまとめます。

 

 設楽悠太選手は、双子の兄・設楽啓太選手とともに、埼玉県の武蔵越生高校、東洋大学と駅伝で活躍します。

 

高校時代の5000m自己ベストは14分07秒、全国高校駅伝3区10位といった成績を残しています。

 

本格的に全国に名を馳せたのは大学から。1年時に3大駅伝フル出場すると、大学2年時は出雲駅伝3区、箱根駅伝7区で区間賞。箱根は区間新記録で、佐藤悠基さんの記録を破りました。

その頃からポーカーフェイスといいますか、他の選手がキツそうに走っている傍ら、設楽選手は最後まで飄々と表情を全く崩さずマイペースに走っているのが印象的でした。テレビでも「本気で走ってる??』「いつもこんな感じなんですか?」とイジられていたのを覚えています。笑

 

結局、箱根駅伝では4回中3回区間賞を獲得し、長い距離に対する高いポテンシャルを見せていました。さらに大学4年時には、兄の啓太選手とともに10000mで27分台を記録するなど、実業団選手も顔負けの記録を出しています。同学年の大迫傑選手とこの頃からしのぎを削っていました。

 

実業団のホンダに進んでからも、リオデジャネイロオリンピックに10000mで出場、ハーフマラソン日本記録更新など、その勢いはとどまるところを知りません。

 

 

また、設楽悠太選手は強い個性を示している選手としても有名ですよね。

 

多くの選手がマラソン練習で40km走を取り入れている中で、設楽選手は「疲労がたまるから」と長くても30kmしか走らなかったり。

自宅の冷蔵庫にはビールと炭酸飲料がたくさん置いてあるみたいですww

他のスポーツ含め、アスリートとしてはかなり珍しい生活を送っていますね。しかもこれで日本記録を出しているのですから、とんでもないですwww

 

アスリートの「常識」を覆す選手。設楽選手ですが、MGC(マラソングランドチャンピョンシップ)でも、上位に入って東京オリンピックの代表を勝ち取るレースをするのかと思いきや、、、、

試合前の会見では、最初からハイペースで進めていくことを示唆し、当日は宣言通りの一人旅。この展開が、後続の集団を焦らし、最後の中村・服部・大迫3選手のスパート合戦といった名勝負を生み出しました。

 

設楽選手自身は14位に終わりましたが、もし途中で気温が上がらなければ、確実に1人で最後まで逃げ切っていたでしょう。

レース全体を動かした設楽悠太という存在に、1人の駅伝ファンとして敬意を表します。そしてこれからの活躍にも期待します!