毎朝2時に起きる男の雑記

仕事の関係で毎朝2時起き、就寝は夕方6時くらい。趣味は読書、海外ひとり旅、駅伝観戦。

海外ひとり旅では、観光をしない。

こんにちは。
私は海外ひとり旅が好きです。しかし、ひとりで行く時は、観光はしません。
観光地に行っても、周囲は家族やカップルばかりで心が折れそうになるからです。笑
 
 
もう一つ、理由があります。それは、異国の地をのんびりと自分のペースで体感したいからです。
観光地に行くと、大体の場所が大勢の人で賑わってますよね。ゆっくりしようにも、できません。特に日本の会社で働いていると、長期の休みは取りにくい人が大半だと思います。海外の会社のように、何週間も有給が取れるなんてことは滅多に無いですよね。大学生なら話は別かもしれませんが、私たち日本人はどうしても短い期間で観光地を行き尽くそうとしがちです。
 
私もそうでした。初めての海外ひとり旅では、1泊2日の超弾丸で台湾に行きました。現地に滞在できる時間はほぼ1日のみなのに、九份台北101・土林夜市と詰め込んで行きました。その結果、ひとつの観光地に居れた時間はほぼ1時間程度。慌ただしい旅行から帰ってきて「これは楽しかったと言えるのか?こんな旅の仕方でいいのか?」と疑問に思いました。
もちろん、何も得られなかったわけではありません。人生で初めて、1人で海外に行って、帰ってこれた。これだけでも大きな成功体験であり、財産です。
 
 
しかし、次にひとりで行く時は観光を辞めようと決めました。せっかく海外に行くのであれば、日本から離れられるのであれば、非現実的な日常を味わいたい。
その国の街並みや文化、食べ物を自分の足でゆっくり味わう旅にしたい。
そう思いました。
 
 
次に選んだのはベトナムハノイ。こちらも2泊3日の弾丸です。
ハノイにはハロン湾をはじめとする自然遺産がたくさんあります。しかし私は行きませんでした。行ったのはハノイ旧市街のみ。
旧市街にあるゲストハウスにチェックインして、荷物を置き、テキトーに街を歩きます。
旧フランス領ということでヨーロッパ風の街並みが漂っています。しかし、そこで暮らすのは完全に東南アジアの人たちです。歩道をバイクが走っている。「信号ある意味あんのか?」ってレベルで信号無視してる。道路のど真ん中で音楽を流しながら若者がダンスをしている。道端で怪しい食べ物を売っている。雑貨屋さんに入ると、店員が寝転がってゲームをしている。
 
圧倒的な非日常感。最高でした。もう歩いているだけで楽しい。
ひとりでゆっくり散策する。この時間が、普段の慌ただしい日々を忘れさせてくれます。
 
これこそが海外ひとり旅の醍醐味ですね。
 
 
 
 
 旅のスタイルは人それぞれなので、私は別に「観光をするな」と言いたいわけではありません。ただ、「せっかく海外にまで足を運んだのなら、観光をしないともったいない!」と予定を詰め込んでいく人に対して、もっと違う旅のスタイルもあっていいのではないか、と言いたいです。
 
よく、「海外に行くと価値観が変わる」と言われますが、それは観光地だけではなく、現地の生活にも触れてこそ出る言葉だと思います。もちろん、息をのむ絶景や、その国の歴史を重んじるような世界遺産といった、「The・観光地」といえる場所に行くのも、価値観が変わるきっかけにはなると思います。
「世界にはこんな壮大で素晴らしい場所もあるのか!自分が今まで過ごしてきた場所がどんなに小さいことか!」といった感じで。
 
しかし、観光地には、現地の人よりも観光客の数の方が多く、その国の「人」や「生活」の特徴がみえてくることはなかなか無いと思います。やはり、これらも含めて体感してこそ自分への成長に繋がります。
 
 
なので、旅程の中に1日くらいは、何も予定を決めずに過ごす日があっても良いと思います。例えば現地に滞在できる時間が3日間あったとしたら、2日は観光、もう1日は何も決めずにただのんびり過ごす、みたいな感じですね。のんびり過ごすからこそ、見えてくるものがたくさんあります。
 そして、これをできれば「1人で」やれれば最高です。
 
 
つまるところ、
 
ぜひ海外に1人で行ってみましょう!